わが命つきるとも
ストーリー
1528年、英国。ヘンリー8世は皇后キャサリンと離婚し、若く美しいアン・ブーリンと結婚しようとしていた。しかし、カトリックの英国では離婚にはローマ法王の許しがいる。王の再婚を法王に弁護できるのは国中にただ一人、信仰心篤く人望のあるトーマス・モアだけだった。王はなんとか法王に離婚の承諾をもらえるようにトーマスに頼み込むが、彼はそれを拒否。1年後、トーマスは大法官となり、王に忠実を誓うが、離婚には賛成しなかった。ついに王は怒り心頭に達し、ローマ法王への忠誠を破り、自らの主義を捨てようとしないトーマスに死刑を宣告する・・・。