ホワイト・ラバーズ
ストーリー
世界から隔絶された、北極圏の小さな町。過去から逃げてきたローマン(D・デハーン)と、この町での忌まわしい記憶に囚われているルーシー(T・マズラニー)は、互いに心の傷を埋め合える唯一の存在だった。だが、苦しみに耐え切れなくなった彼女が「ここを出て行く」と言い出したことで、ふたりの関係は崩れ始める。自暴自棄になったローマンはルーシーの言葉にも耳を貸さず、ついには酒で体を壊し入院してしまう。それをきっかけに、ひとりでは生きられないと知った彼らは、愛だけを頼りに、誰もいない白銀の世界へと逃避行に出る―。