ストーリー
果てしなく広がる灼熱の大地アリゾナを64年型ムスタングが走る。ハンドルを握る男はボビー。その日の内にラスベガスのマフィアに借金を返さなければならず、先を急いでいた。だが、車が故障して小さな町の胡散臭い修理工に愛車を預けることになり、ボビーは最悪の1日を過ごすことになる。ボビーがそこで出会ったのは、肉感的で美しい人妻、強欲な老境の夫、口の悪い保安官、盲目の退役軍人、思わせぶりな少女と好戦的なその恋人、とひと癖もふた癖もあるような人間たち。「ここでは何か決定的なものが間違っている」そう気づいたときには、もうUターンできないところまで来ていた…。