ストーリー
江戸・深川はずれの岡場所(幕府非公認の私娼地)。海風薫るこの場所で働く女たちには哀しいルールがある。それは「客に惚れてはいけない」こと。しかしうら若い私娼お新は、悲運のため屈折した青年良介に惹かれてしまう。一方姐さん分の菊乃も、情人の銀次との腐れ縁を断つことができず悩んでいた。そんなある日突然、稲妻とともに嵐が吹き荒れ、川が氾濫。お新たちの宿も高潮に飲み込まれそうになり・・・。
世界のクロサワ、幻の遺稿が遂に映画化!
巨匠が最後に伝えようとしたもの、それは“魂の希望”の物語。
第50回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門正式招待作品
巨匠・熊井啓(『日本の黒い夏 - 冤罪 - 』)がメガホンをとり、日本映画界を背負う豪華キャストとともに魅られた黒澤明の幻の傑作、遂に映画化。
江戸・深川はずれの岡場所(幕府非公認の私娼地)。海風薫るこの場所で働く女たちには哀しいルールがある。それは「客に惚れてはいけない」こと。しかしうら若い私娼お新は、悲運のため屈折した青年良介に惹かれてしまう。一方姐さん分の菊乃も、情人の銀次との腐れ縁を断つことができず悩んでいた。そんなある日突然、稲妻とともに嵐が吹き荒れ、川が氾濫。お新たちの宿も高潮に飲み込まれそうになり・・・。
製作総指揮:中村雅哉
原作:山本周五郎
監督:熊井啓
脚本:黒澤明
制作:「海は見ていた」製作委員会
製作協力:株式会社黒澤プロダクション
菊乃:清水美砂
お新:遠野凪子
良介:永瀬正敏
銀次:奥田瑛二
吉岡秀隆
石橋蓮司
©2002 「海は見ていた」製作委員会