諸外国の映画、アート系のインディペンデント映画の買い付け、製作、マーケティング、配給等を専門とするソニー・ピクチャーズ・クラシックス（SPC）は1992年に設立された。70作品を超えるアカデミー賞受賞候補作品を有するSPCライブラリーには、第73回アカデミー賞で英語以外の言語による作品ながら作品賞ほか10部門で候補にあがり外国語映画賞など4部門を受賞した傑作『グリーン・デスティニー』（2000年/中国・香港・台湾・アメリカ合作）、画家ジャクソン・ポロックの伝記の映画化で、アカデミー助演女優賞を受賞した『ポロック２人だけのアトリエ』（2000年/アメリカ）、香港の人気コメディ俳優兼監督チャウ・シンチーが“カンフー”を題材に破天荒な個性を炸裂させた快作『カンフーハッスル』（2004年/中国・アメリカ）、作家トルーマン・カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンが映画賞を総なめにした『カポーティ』（2005年/アメリカ）、名匠ジョナサン・デミが家族の絆を辛辣かつ優しく描き出した傑作『レイチェルの結婚』（2008年/アメリカ）、更に、日本では他社が配給した、カトリーヌ・ドヌーブ主演の『インドシナ』（1992年/フランス）、アルモドバルの傑作『オ－ル・アバウト・マイ・マザー』（1999年/スペイン）『トーク・トゥー・ハー』（2002年/スペイン）、エイミー・アダムス主演『ジューンバッグ（日本未公開）』（2005年/アメリカ）、社会派アニメ『ペルセポリス』（2007年/フランス）、メリッサ・レオ主演『フローズン・リバー』（2008年/アメリカ）等がある。